楽天、三木谷氏の本です。
楽天経済圏の発展に込める思いが述べられていました。主な説明内容は、社内英語公用化の目的と効用、社員や顧客をエンパワーメントする哲学のようなものでした。
楽天といえば楽天ショップ、楽天ショップといえば、あのごちゃごちゃした各ショップのページですが、それは敢えてそうしているようで、商品を探す際の楽しみや遊びの演出とのこと。
名前は出していませんがアマゾンとの対比も述べられており、単にそのページに行って安い商品を探すだけのサイトにはしたくない。そうしてしまうと単に価格競争のサイトになってしまうとのことです。
しかしながら、だからといってアマゾンよりも10%前後高い商品を楽天で買う気には私はなりませんね。
また、いくらショッピングの楽しみといっても、目的の商品にたどり着くまでに、あのチープな作りのページを延々とマウスのグリグリを下に動かさなければならないあのサイトの作りは最悪です。なにか宗教の勧誘サイトと勘違いしてしまいそうです。
さらには、検索精度がどうしたらこうなってしまうのかというほどに低いのは有名。英語公用化の前に日本語の理解能力を上げてはいかがでしょうか。
私はポイント消化のために、たまにプリンターのインクなどの消耗品を買いますが、安いと思ったら送料が別、送料込みでも安いかなと思ったら、1,000円以上の購入が対象など、遊びどころか悪意さえ感じる作りはいかがなものかと思います。
とはいえポイント付与の率はいい。ポイントの使い勝手もいい。しかしながら楽天ショップで買いたくはない。
こういう人は結構多いのではないでしょうか。