今回は菅総理の本から。
既得権と戦ってきた菅さんの記録が綴られています。
既得権とは、官僚、NHK、携帯屋、マスコミなどです。私がさんざんここで書いてきた内容と重なる部分もあります。
例えば携帯屋。この本には、「携帯大手三社は「電波という国民の財産を使って事業をしている限られた存在だ」ということを自覚して」と書かれています。
私がいつも引用するこの記事です。自分の商売道具ならいくらでも稼げばいい。国民の財産を使って寡占状態で談合してボロ儲けしているからおかしいということ。ただそれだけ。
続いて大阪市職員の高給天国の件。市バスの運転手・ごみ収集職員の800人以上が年収1千万とのこと。
関西圏の高給公務員は私が先日書いたとおり。大阪市以外の自治体も似たようなものと推測されます。借金漬けなのに公務員に高給を払うことを認めている関西圏の議員・市民の懐の深さに私は敬意を表します。
なお、大阪都構想を反対しているのは大阪市職員ということがバレてしまいましたね。あからさまなのに・・・笑。大阪市民は大阪市職員の高給を守るために大阪都構想に反対してくださったわけです。さすが大阪市民は器が違います。
NHKについても書かれています。NHKは既得権の代名詞であり象徴であり権化、論外ですね。解体以外に解はない。菅さんに期待。
そして官僚。どんな改革をやるにしても反対するのが官僚。
これは面白いことに、どの会社でも同じです。どの組織にも笑ってしまうくらい出来ない理由ばかりを並る人間が存在します。
そういうときはどうするのかというと、パワーで押し切るのです。具体的には、恫喝したり人事権を振りかざしたりするのです。私のやり方と同じなので笑ってしまいました。
しかし、条件があって、それが国民のため(会社のため)になることと、言い出しっぺが一番汗をかくことです。当たり前ですが。
その他、菅さんの陰の努力が記されています。総理の思いが伝わる一冊でした。