今回は、私の銘柄選定法②をご紹介いたします。
まず、以前も書きましたが、私は銘柄の売り上げがいいとか悪いとか、PER・PBR・ROE・ROAがどうだとか、移動平均線がどうだとか、そんなテクニカルな指標は一切考えません。詳細は過去記事を参考にしてください。
この基準で選んだ銘柄が短期的に買われ過ぎていれば売り、売られ過ぎていれば買います。
ossan-kabu.hatenablog.com
なぜこんなやり方をしているかというと、繰返しになりますがテクニカルな指標なんて当たらないからです。プロだって損する人がいるんです。まして素人が当たるわけありません。
よくYouTubeなどでテクニカルな指標について紹介をしている投資家気取りの人がいますが、一般論を喋っているだけで殆どが実態を伴っていません。実際にはほとんど儲かっていないと思われます。「優待生活ナントカさん」も同様です。理由は売買記録を出さないからです。
ただし、限られた本当の一部の人は確かに儲かっているかと思います。ただし「運」として。このカラクリは簡単です。後日説明します。
なお、株の売買で何千万も何億も儲かっている人が、そのテクニックを他人に教えることなんてするんですかね?ライバルが増えるだけですので、普通は誰にも教えないですよね。つまり、儲けの方法を教えるふりをして、手数料や再生回数やPVを稼ぐことを目的としていると考えるのが自然です。
株の値上がりで儲けるのは至難の技です。そこで私の投資法は、基本的に株価の上がりで儲けるつもりはありません。その代わり配当と優待で年間4%稼ぐことを目標としています。もし、株の売買で損失が発生した場合は配当金の利益で相殺する。というものです。
ここで、タイトルの銘柄選定方法②についてですが、1つのキーワードを意識しています。それは「邪悪になるな」ということです。英語では「Don't be evil」です。これは以前読んだ本に書いてあったんですが、Google社内の合言葉のようです(現在は使われなくなった説あり)。
この意味は「会社の利益を優先するために、人々に不利益や不便を強いるようなことをするな」。言い換えると「会社の利益も大事だが、人々の生活を豊かにするようなことをしよう。」という精神だと私は理解しています。
Googleはこの合言葉の通り、人々の生活を豊かにするために様々な新しい便利なサービスを無料で提供してきました。このような姿勢は本当に賞賛されるべきものだと思います。ところが日本の会社はどうでしょうか。私の知っている多くの会社で、会社の利益を優先するために人々に不利益や不便を強いております(そもそも儲かっているか疑問ですが)。
例えば、楽天市場を見たことがありますか。見たことがある人は誰もが感じるでしょうけれども、広告だらけで非常に不快です。あのサイトは一体何なんでしょうかね。
しかも商品にたどり着くまでに汚い画面を延々と見て画面を下にスクロールする必要があります。一方アマゾンでは不必要な情報を極力減らした非常にシンプルな見やすい画面で、ショッピングを楽に行うことができます。何でこんなことがわからないんでしょうかね。だから私は楽天では一切買いません。楽天とアマゾンの株価を比べれば、人々がどう見てるか一目瞭然です。
また、携帯電話会社も先日書きましたように、ただの邪悪な既得権集団です。
さらに、天下のトヨタでさえも私は邪悪の部類に入っているかと考えています。理由は機会を見て説明します。
邪悪ではない会社は自然と売り上げが増え、利益も増えます。そして株価も上昇します。だから私はテクニカルの指標なんて一切気にする必要がないと考えているのです。そのかわり、株主通信などで社長からのメッセージや会社のビジョンを必ず確認します。
この考え方は、「日本でいちばん切にしたい会社」の坂本先生が本の中で度々話されていることをベースとしております。経営の判断は、「正しいか正しくないか、正義か正義でないか」でするべきだと。そして、正しい判断、正義のある判断を行う会社は成長すると書かれています。
このシリーズはもう6巻まで出ていますが、私が読んだのは3巻までです。続きをあとで読んでおきます。この本に紹介されているような、正義のある事業を行っている会社にぜひお金を預けたいなと私は考えています。